人文学部 人文学科

歴史・サブカルチャー専攻

と今の日本文化を学び
時代を見通す力をつける

別物のように思える歴史とサブカルチャーですが、「日本文化」という根っこは同じ。本専攻では、歴史とサブカルチャーの両分野の科目を多数用意しています。3年次のゼミでどちらかを選択し、より深く学んでいきます。サブカルチャー分野では、アニメやマンガ、ゲームの作品そのものの魅力に迫るだけでなく、「聖地巡礼」や「二次創作」と言った、作品をきっかけとしたファンの活動にもスポットを当てていきます。過去の歴史や現代のサブカルチャーを学ぶことで、時代や文化を見通すセンスを養います。

科目PICKUP

日本文化史A・B

妖怪、鬼、恋愛、刀剣、絵巻物、アイヌ文化など、現代のサブカルチャー作品にも影響を与えるテーマについて歴史的に解説します。古代から近現代にわたって、さまざまなテーマを考えることで、着物・和食などの「典型的な日本文化」だけではなく、多様な側面から日本文化への理解を深めることを目指します。

日本のアニメ文化

エヴァンゲリオン・けいおん!・鬼滅の刃など、ブームとなったアニメ作品を時代ごとに解説します。当時の社会や若者気質との関連性を考えることで、ヒットの理由を探ります。また、アニメファンがつくり出した文化、コスプレや二次創作なども取り上げ、アニメ文化を多面的に考えます。

サブカルチャー資料論

アニメ・ゲーム・特撮などのサブカルチャー的作品について、受講生が自ら好きな作品を選んで、研究・分析した成果を発表します。発表後は教員・学生で議論し、作品への見方を深めていきます。それまでふれてこなかったジャンル・作品についての知見を深めるとともに、プレゼンテーション・議論のスキルを高めていきます。

おもな卒業研究テーマ

「忍者=手裏剣」
―この認識の誕生と定着をサブカルチャー作品から見る―

日本神話の源流

平成仮面ライダー 正義と悪の変容

「軍師」像の形成
―竹中半兵衛の史実と伝承―