医療健康学部

作業療法学科

幅広い医学の知識を身につけることで患者の願いを叶える人に。

身体やこころが不自由であっても活き活きと生活できるよう、患者の支援ができる作業療法士を育成します。4年間での学ぶ範囲は広く、1年次の基礎系科目から2年次以降は専門性の高い授業を展開します。心と身体のリハビリテーション専門家となるために、国際基準がある1000時間以上の実習を重ね、社会になくてはならない人材を育てます。

4年間の学び

  1. 基礎医学をベースに学び幅広い視野で障がいを捉える。

    少人数による修学担当制度による月1回の面談を徹底し、学生の大学生活をサポート。夏には学外見学実習を開始するため、早期から現場を体験できます。また基礎演習の講義の中でコミュニケーションスキルの基本や、作業療法士に必要な解剖学や生理学などの専門基礎知識を身につけます。

    生理学実習
    生理学実習
    • ■ 見学実習(実習指導)
    • ■ 高齢者福祉論
    • ■ 基礎演習Ⅰ
    • ■ 解剖学・生理学
  2. 学外実習や臨床実習を通して実務の役に立つ知識を経験。

    作業療法の評価技法の基礎となる検査測定論を学びます。基礎作業療法では、作業活動がなぜ治療となるのかを作業活動分析を通して学習します。5日間実施される学外実習で、実際の現場で作業療法士の仕事内容を体験することにより、卒業後にも役に立つ臨床現場でのリアリティある知識が体得できます。

    ADL実習
    ADL実習
    • ■ 検査測定論、検査測定実習
    • ■ 日常生活活動実習
    • ■ 基礎作業療法学
    • ■ 作業療法治療学Ⅳ(精神)
  3. 作業療法の基礎知識をもとに専門性の高い治療を学ぶ。

    卒論の希望するテーマごとにゼミ配置します。それぞれの研究テーマに関する論文を読み、卒業後に研究を進められるよう研究の基礎知識を学びます。1~2年次の基礎知識をもとにより専門性の高い作業療法治療について学びを深めるとともに、客観的臨床能力評価により、実習に必要な知識・技術をバックアップします。

    客観的臨床能力評価(OSCE)
    客観的臨床能力評価(OSCE)
    • ■ 客観的臨床能力評価
    • ■ 卒業研究ゼミ(または基礎ゼミ)
    • ■ 義肢装具学実習
    • ■ 作業療法治療学Ⅴ(内部疾患)
  4. 臨床現場での経験を深め国家試験対策を進める。

    これまでに学んだ知識をベースに、臨床実習によって実際の現場における患者の治療を経験・実践します。国家試験に向けて国家試験対策講座を受講するとともに、卒論発表会に向けて卒論を仕上げます。国家試験はグループワークで進め、各担当教員が学生の疑問に答えながら理解を深めていけるよう支援します。

    国家試験対策講座
    国家試験対策講座
    • ■ 卒業研究ゼミ
    • ■ 客観的臨床能力評価
    • ■ 臨床実習Ⅰ・Ⅱ
    • ■ 国家試験対策講座

資格

取得できる資格・免許

作業療法士(国家試験受験資格)

社会福祉主事任用資格

取得を目指せる資格

福祉住環境コーディネーター

卒業後に取得を目指せる資格

ケアマネージャー(介護支援専門員)
※社会福祉士など一定期間以上福祉業務の実務経験が必要

主な活躍の場

  • 大学病院
  • 総合病院
  • リハビリテーション病院
  • 小児病院
  • 精神科病院
  • 老人保健施設
  • 障害者福祉センター
  • 行政機関(市役所・保健所)

就職

在学生の声

生活に焦点を当てたリハビリで
身体的にも精神的にもサポート

医療健康学部 作業療法学科 4年

北村 理子さん

石川県・金沢錦丘高等学校出身

作業療法士は患者さんの思いをくみ取り、生活に焦点を当ててリハビリテーションを行います。身体だけでなく、心までサポートできる魅力ある仕事です。私の目標は“常に患者さんに寄り添う”作業療法士。

実現に向け、大学では積極的に挑戦しています。例えば、福祉住環境コーディネーターの資格を取得し、そのための学びが実習時に役立ったこともあります。災害ボランティアや地域の高齢者を支える悠遊健康サークルにも参加しました。金城大学での毎日が、私の成長につながっています。

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